
Studying horses: Monamie Ringhofer's web site
ウマを研究する、リングホーファー 萌奈美のサイト
What I study 研究内容
Horses have had a close relationship with humans since being domesticated approximately 6,000 years ago. My research is on the question of why horses came to have such close relationships with humans. Combining experiments on domestic horses and field observations of feral horses, I study the social interaction between horses and between humans and horses. My main research topic is behavioral coordination between individuals and understanding of others.
研究対象はウマ。約6000年前に家畜化された後、ウマはヒト社会に大きく貢献してきました。なぜウマはヒトと密接な関係を築けるようになったのかを探るべく、研究しています。
「飼育下ウマにおける実験」と「野性下ウマにおける野外調査」を組み合わせた研究手法を用いています。この手法によってヒト社会とウマ社会で発揮されるウマの知性を検証し、その心を明らかにしていきたいと考えています。現在は特に、他者への理解と他者との行動調整に注目しています。
Latest news ニュース(2023年11月~)
・【社会貢献、成果】「馬といる領域ミーティング2025」に登壇。「野生下馬の観察からみえる馬の本質」
という内容で発表しました。(2025年2月)
・【社会貢献、成果】テレビ「動物さまの言うとおり」に出演! 馬特集を監修し、世の中に馬の素晴らしさを
知ってもらうべく、奮闘しました!(2025年3月)
NEW

・【社会貢献、研究成果】日本動物行動学会の国際学術誌、Journal of Ethologyの Editor's choice 2020に選ばれた
リングホーファーの論文のビデオが、ついに完成しました! 同じくビデオ制作チームの総研大の前田玉青さんと共に、
自ら作りました。(2024年12月)
・【社会貢献、成果】フリーマガジン「馬旅」冬号 で、野生下ウマの社会性に関する原稿を執筆しました。(2024年12月)
・【社会貢献、イベント】リングホーファーが顧問を務める、学生団体「障がいのある方のための乗馬会『乗る・馬・体験』
・【社会貢献、成果】日本ウマ科学会 第37回学術集会にて、リングホーファー、共同研究者の天理大学 石井先生、メンターを
務める川和高校 福田さんが、口頭発表しました(2024年11月)
・【研究成果】馬の脳波を非侵襲的に正確に測定することに成功したことを記載した共著論文が、公表されました!
(2024年11月)
・【イベント、研究成果】帝京科学大学(東京西)にて日本動物行動学会 第43回大会を他4人の先生方と主催し、
リングホーファーが、ラウンドテーブル「中学や高校で実践する動物行動学:初めの一歩」で口頭発表、ウマに関する
ミニ・エクスカーションを企画、さらにメンターを務める高校生の福田莉子さんがポスター発表をしました。(2024年11月)
・【社会貢献、イベント】8月~高校生向けの学問の広報サービス夢ナビにて、リングホーファーの講義ビデオが公表
されました!
・【社会貢献、成果】ユニオンオーナーズクラブの機関紙「My Horse」6月号・7月号の特集で、ウマの社会性に関する
原稿が連載されました。
・【研究成果】飼育下ウマの群れの社会関係にオキシトシンが与える影響を調べた共著論文が、公表されました!
(2024年7月)
・【イベント】5月15日~6月27日、リングホーファーがクラウドファンディングに挑戦し、目標額以上を達成することが
できました!たくさんの方々にご協力いただき、感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとうございました。
・【社会貢献】3月26日、8月19日に勤務先の帝京科学大学にあるブリコラにて、「のんびり」を開催しました。
本学の3学科(子ども学科、作業療法学科、アニマルサイエンス学科)の教員が合同で実施し、
ブリコラ内でウマやヤギとのふれあい・引馬も実施したイベントです!
・【イベント】2024年2月10日~12日に馬事公苑で開催された Horsemesse に参加しました。
リングホーファーとブースで写真展示・グッズ販売&講習会で講演 しました!
本学学生にも協力してもらいました。
多くの方々に来ていただき、とても嬉しく、とても有意義な時間となりました。
当日の様子は、UMA lifeさんにも取材いただきました。


さらに共同研究者の京大WRC 小林さんが、同集会にて発表しました。(2023年11月)
発表題目「オキシトシンがウマとヒトの種間関係に与える影響の検証」

Latest work 最新の研究論文


New !
Non-invasive scalp recording of electroencephalograms and evoked potentials in unanesthetized horses using a 12-channel active electrode array
(12チャンネルアクティブ電極アレイを使用した無麻酔馬の脳波と誘発電位の非侵襲的頭皮記録)
Frontirs in Veterinary Science, Volume11, 2024
Oxytocin homogenizes horse group organization
(オキシトシンはウマ群の構造を均質化する)
iScience, Volume 27, Issue 7, 110356

Horses cross-modally recognize women and men
(ウマはヒトの男女をクロスモダール認識できる)
Scientific Reports 13, Article number: 3864, 2023

総説:動物心理・行動・生態学から探るウマの社会性
HippophileHippophile 91: 1–12, 2022 (in Japanese)